LINK
以前の記事
2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2006年 06月 20日
H)ところで、そのレスリーって何やってた人?
K)解らないんです・・・(笑)。 でも全然音楽関係の人ではなかったと思います。 H)なのにハモンドを手に入れた!?変な男だなぁ(笑)。 K)ええ、発明と偉大なる偶然の産物です。 H)で、会社としてその後、ハモンド社とレスリー社が一緒になるのはいつ? K)いや、レスリーは登録商標だからレスリー社って会社の存在はないんです。 ドン・レスリーはエレクトロミュージックという会社を設立して それで、商品をハモンド社に売り込みに行くんです。 でも、ローレンス・ハモンドは自社で「キャビネット」造ってるから これを門前払いしたらしい(笑) H)そうでしょう、だってハモンドさん、職人だし・・・(笑)。 K)ところが割と早い内に ハモンドオルガンとレスリースピーカーの組み合わせが人気になっちゃう。 これはハモンドオルガンをアメリカで一躍有名にした、ジミー・スミスより一世代前の オルガニストの第一人者で、エセル・スミスという女性の影響です。 H)エセルとジミー、どっちもスミスだけど・・・、偶然? K)ええ、そうですね(笑) H)メーカーのハモンドがレスリーを受け入れない一方で ミュージシャン側が二つの組み合わせに注目した訳だね。 この時期、レスリーが他の楽器メーカーや他の楽器の演奏家に 売り込みした事実はないの? 例えば、ずっと後になってギタリストがレスリー使ったりしてるじゃない? K)いいご質問です(笑) ハモンドと仲が悪かったレスリーはあらゆるところにプロモーションに行くんですね。 で、ハモンドよりも少し古いウーリッツァーってオルガン会社にも行った。 H)ウーリッツァー?ピアノじゃなかったっけ? K)当時、同じ頃にウーリッツァーも電気オルガンを造り始めてた。 H)ほう、そりゃ、当然売り込みに行くねぇ! K)見た目は似てますがウーリッツァーに特化した レスリースピーカーを造ったんです。 他にもCONNって云うオルガンメーカー専用にもね。 当時のレスリースピーカーには数字の後にHとかSとかWとか、 オルガンメーカーの頭文字が付いてるんです。 H)なるほど、CはCONNだ! K)ええ、そうです。50CっていうとそれはCONN用のレスリーの定番なんです。 46Wとか44Wとかはウーリッツァー用の定番。 で、当然31Hとか21Hとかだとハモンドって事に。 それが、1963年にはこれらの頭文字も無くなるんです。 オルガンではハモンドの一人勝ちになって 他の定番の必要性がなくなるんですよ。 この頃からハモンドもレスリーを認め始めて親密になり提携もするようになる。 H)CONNやウーリッツァー用のレスリースピーカーって、今も在る? K)在ります。 H)うわぁ~、ロマン感じる!ハモンドに接続出来ないの? K)すぐには出来ないですけど、チョイチョイってやれば出来ます。 H)チョイチョイって接続すると、やはりハモンド用とは一味趣の違う音が出たり? K)う~ん、やってみましたが、厳密にはあんまし違わない(笑) でも、それよりもっと大きな問題があってですね・・・。 H)何です? K)レスリースピーカーって、きっちり数えたことないですけど ハモンド用だけでも60種類以上在るんですよ。 H)え~ッ! そんな事数えたのは河合君の他にはほとんど居ないんじゃない(笑) K)そうですね・・・。大きかったり小さかったり、縦だったり横だったり。 とにかくあらゆる用途に向けたものがあるんです。 一般的に有名なのは、147/122ってタイプ。 高さ150cmくらいのがあったり、 上のラッパが無くて、下のドラムだけのものとか 上のラッパもドラムになってたりとか・・・。 H)へ~え!!で、それぞれ音は異なるの? K)ええ、それはもちろん! H)それは試行錯誤の末にそうなっって行ったの? K)いや~、色んなアイデアを実践したのと ニーズに合わせるために造ったらしい。 例えば、横に長いのは、昔のモジュラーステレオのような細工がしてあって、 ほら、スピーカーにネットが貼ってあって、昔のレコードプレーヤーみたいな・・・。 H)あった、あった(笑)家具調のやつ! K)昔のオーディオのスピーカーみたいな感じですね。 H)レスリー社は色んなシェアを開拓しようとしてたんだね。 K)きっと、家庭にオルガンが入り込んで行く様子をイメージをしたんでしょうね。 H)何でも色んなプロセスを経て完成へと向かって行くんだね。
by softedge
| 2006-06-20 16:08
|
ファン申請 |
||